施設について

循環型社会に向けたモデル施設

国が推進している循環型社会形成の構想により、様々なリサイクルは全国のモデル施設となります。

  • 廃棄物の減容化、減量化を図ります。
  • 高効率の発電施設を擁し、サーマルリサイクルを行います。
  • 溶融スラグは資材として利用し、マテリアルリサイクルを行います。

国の基準に上乗せしたより安全性の高い最終処分場

  • しゃ水構造は多重構造であり、更に鉛直しゃ水工を加えた全国トップレベルの施設です。
  • 最新技術の保護材(GCL)の導入を初め、漏水検知システムなど最先端の設計を行っています。
  • 溶融処理技術により、ダイオキシン類の排出低減や飛灰をスラグ化して重金属類の溶出を防止します。

厳正な受入管理

受入廃棄物の事前調査を行うなど、受入管理を徹底し、不適正な廃棄物の搬入を防止します。

環境学習の場としての機能

管理・環境学習施設施設では県内小中学校を初めとする県民を対象として、環境学習の機会を提供します。

県民の積極的な視察・研修を受け入れ、ごみの減量化、リサイクルなど環境への取り組みの啓発を図ります。

自然環境との調和

シランやハッチョウトンボ等希少な動植物の保全を図るなど自然環境との調和及び地域との共生を図ります。

情報公開

独自性を有する環境保全委員会を設置し、環境保全対策や環境モニタリングを行っています。

排ガス等のモニタリング結果は、場内の表示板にリアルタイムで公表するとともに、計測結果を公開するなど、情報公開に努めます

管理・環境学習施設

管理・環境学習施設には、施設を運営・管理を行う事務室及び多様な環境学習機能を持つ施設が併設されています。

施設内容

  1. エントランス・多目的空間:利用者が自由に利用できる集客空間
  2. 展示室:廃棄物・環境及び茨城県に関する展示
  3. 工作体験室:パネル等やリサイクル品の工作工房
  4. ワークショップスタジオ:利用者が参加するライブスタジオ
  5. 情報コーナー:施設の維持管理状況などの情報提供
  6. 多目的研修室:各種イベント、講習などの開催スペース
  7. 小会議室:環境団体などの打合せスペース

最終処分場

表面しゃ水工は多重構造とし、万が一、しゃ水構造に破損が生じても、漏水検知システムにより破損位置の特定と修復が可能です。さらに外周部には、地盤のしゃ水性等を改善する鉛直しゃ水工を施工しています。

浸出水処理施設

浸出水処理施設は、最終処分場で発生する汚水(浸出水)に含まれる有機物(BOD、COD)、浮遊物質(SS)、カルシウムなどを除去し、排水規準以下の水質まで浄化して、下水道に放流します。 また、水質検査実習室を設け、環境学習に活用してもらいます。

溶融処理施設

1600℃の高温溶融ゾーンで幅広いごみを溶融し、無害化・減容化を実現します。また、活性炭噴霧を併用した バクフィルターによる処理などの対策により、ダイオキシン類の排出濃度を国の基準の1/10以下とします。

エコフロンティアかさま施設内地図

shisetsu_map